東御市民間介護福祉事業所連絡会では、市内の介護・福祉事業所が参加し、事業所同士の交流や情報交換、研修などを通じて、日頃から顔の見える関係づくりや連携に取り組んでいます。令和8年度は東御市社会福祉協議会が会長を務め、連絡会の取りまとめを行っています。
今回の連絡会では、「みんなで考えよう!どうにかしたい身寄りのない人の支援」をテーマに研修会を開催しました。
高齢化や家族関係、暮らし方の変化などにより、家族や親族がいない方だけでなく、家族や親族がいても、さまざまな事情から頼ることが難しい方がいます。こうした方々が、日常生活や入退院、福祉サービスの利用、将来への備えなどで困りごとを抱えることがあります。
研修では、東御市社会福祉協議会地域福祉権利擁護支援準備室から、本人の意思や権利を大切にした支援の考え方や、身寄りがない・頼れないことによって生じるさまざまな課題について説明しました。また、「東御市身寄りのない方の支援ガイドライン」を活用し、地域でどのような支援ができるのかを参加者の皆さんと一緒に考えました。
後半は、身寄りのない方の事例をもとに5つのグループに分かれてグループワークを行いました。それぞれの事業所や専門職の立場から、「本人は何に困っているのか」「本人が望んでいることは何か」「それぞれに何ができるのか」「どこに相談し、どのように協力できるのか」などについて意見を出し合いました。
参加者からは、
・さまざまな事業所の方と顔を合わせ、事例を通して話し合うことができた。困ったときには一人で抱えず、まず相談し、それぞれが役割を分担しながら関係機関と協力して支援することの大切さを学んだ。
・身寄りのない方への支援にはさまざまな課題があり、福祉や介護の関係者だけでなく、地域全体で考えていく必要があると感じた。
・「身寄りがいる・いない」だけで支援の難しさを判断するのではなく、その方がこれまでどのように暮らしてきたのか、周囲の人とどのようなつながりがあるのかを知ることが大切だと学んだ。
・本人の意思を尊重しながら、元気なうちから将来の暮らしや必要な支援について話し合っておくことの大切さを改めて感じた。
・利用できる制度や地域の活動などを知っておくことが、必要な支援につなげるために大切だと感じた。その人らしい生活を支えるという視点を忘れずにいたい。
などの感想が寄せられました。
身寄りがないこと、家族や親族に頼ることが難しいことは、誰にとっても身近な問題になり得ます。そして、そのことで生じる困りごとは、一つの事業所や一人の支援者だけで解決できるものではありません。
本人の思いやこれまでの暮らしを大切にしながら、地域のさまざまな人や事業所、関係機関がそれぞれにできることを持ち寄り、つながって支えていくことが大切です。
東御市民間介護福祉事業所連絡会では、今後も事業所同士の顔の見える関係づくりを進めるとともに、地域の皆さんの暮らしを支えるために、ともに考え、学び合える機会をつくっていきます。
(東御市民間介護福祉事業所連絡会事務局:東御市社会福祉協議会 介護支援係)

